【体験記ブログ】看護師になったら鬱病になるの?!

看護師の仕事
<strong>れい</strong>
れい

看護師になったら鬱病になるん?!

私が看護師になって1ヶ月で抱いた考えです。

この考えにいきついた訳をお伝えします。

母が鬱病で自殺した私は、絶対に自分は同じようにはならない

母の分まで幸せに生きるんだと思って、人生を生きてきた私には衝撃の出来事でした。

冒頭からびっくりするような話をすいません。小学生の頃に母が亡くなった私は、精神疾患にだけはなりたくないという気持ちでいっぱいに育ちました。

精神疾患の恐ろしさを幼いながら日々感じていたからです。

でも実際に最初に配属された病棟では、先輩ナースが次々に鬱になり休職し、そして退職していきました。

ではそれは一体どんな職場だったのか、詳しくお話します。皆さんの参考になれば幸いです。


その職場を選んだ理由

私は学費が払えなかったので、県の税金で学校を運営してる県立病院の附属の看護学校に通っていました。

学費が安い分卒業後は必ず県内の病院で働くことが入学時から義務付けられていました。

どこでも良かったのですが、教員達の附属病院に就職しろという圧が強く(実際に単位や点数を他の就職先にした場合は低くされたり、あからさまに嫌がらせされていた)そんな小競合いが面倒だった私は附属病院に就職先を早々に決めました。

附属病院の看護学生だった私は、実習で病院に出入りしていたので一番雰囲気の良い、人間関係が良さそうだと思った病棟を希望しました。

そう自らその病棟を第一希望にし、見事その通りに配属されたのです。

県立の急性期病院のICU・心臓血管外科・泌尿器科の混合病棟でした。看護師人数は50名程。

第一希望の病棟に配属された私は、当初ルンルンでした。

この先とんでもない状況になるとも知らずに、、、。


実際の職場

配属後も先輩や師長たちは仲良く、友達のように和気あいあいとしていました。

良かったと思っていたのも束の間、就職して2週間程でとっても穏やかで優しかった主任が突然職場に来なくなりました。

主任は新人指導担当だったので、これから先私はどうなるんだというような状況でした。

すぐ鬱病の診断と休職の知らせ、その後2週間足らずで退職されました。

その時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。その時は何が起きたのか、わかりませんでした。

そしてあまりにも衝撃的すぎて、そのことを看護学校の先生に伝えました。

その時に先生は「あの病棟はやばい。人間関係が一番悪いし最悪やろ。そらそうなるわ」と一言。

その言葉を聞いた私は、青ざめました。病棟の希望間違えたーと叫びたくなりました。

でももう後悔しても遅いです。毎日仕事に行かないといけないですから。

そこから周りを良く観察するようになった私は、すぐにあることに気付きます。皆互いに悪口しか言っていない。

そして全然働かない。でも表面上は取り繕うのがとっても上手。

点滴を加薬していたら、後ろの休憩室から自分の悪口が聞こえてくるそんな状態でした。(実際に何度も聞こえてきました)

50人もの看護師がいるのです。実際に真面目に患者のことを考えて看護をする、良く働き指導もちゃんとする素敵な先輩ナースは1割程いました。

心優しく新人の私を気遣って、尚且つ働いてない人のカバーをして働く。

精神的にも肉体的にもかなりしんどくなってきますよね。そして限界がくる。。。

一緒に働いていると次にになるのは、この人だとわかるようになりました。

毎月1人鬱病と診断され、主任さんと同じように素敵な先輩から辞めていきました

半年位経った頃、プライベートでも仲良くしてた大好きな先輩にその魔の手が来てることに気づきました。

でも私は何もできませんでした。ある日処置室でその先輩が声を上げて泣いていました。

その次の日から先輩は職場に来ませんでした。そのまま退職されてしまいました。


先輩の言葉

その仲良かった先輩が辞めた時、私ももう限界だと思いました。

もうこんな所辞めたい、早く辞めないと私も精神疾患になるんじゃないか、それだけは絶対に嫌だと毎日考えるようになりました。

その時一緒に働いていた50歳くらいの先輩に休憩中、「看護師になったらになるんですか。それやったら今すぐ看護師なんて辞めたい」と言いました。

その時の私にとっては看護師が鬱になる病気だと感じてしまって、毎日怖くなったのです。

すると先輩は「私は30年位いろんな所で看護師してるけど、こんなこと人生で初めてやねん。これは異常やから、皆鬱になんてならへん。この職場はおかしい」といいました。

そう聞いてここは異常なんだ、逃げないとと考えるようになりました。看護師=鬱ではなく、この環境が引き起こしてるんだと。

早くここから逃げて、自分の心は自分で守らねばと思いました。


まとめ

実際に私が勤めた2年間で、15人程が鬱で退職されました。それ以外の退職理由になった人も含めると20人程いたかと思います。

私は新人だったので、2年はいようと耐えました。(本当は3年くらいはいたかったけど無理でした)

もし今の状況でこんな病院に転職したら、1か月も経たない内に退職してるかもしれないです。

職場の環境によっては、自分の精神を蝕んでいくことを新人から学びました。

状況によっては鬱病になってしまうことも。限界が来るまでに逃げないといけません

眠れない、食べれない、涙が出る、、、心からのSOSです。見逃さないで下さいね。

もし今このブログを読んでいる方にそんな状況の方がおられたら、すぐ逃げてください。

そしてちょっとゆっくり休んでください

あなたが悪いのではなく、環境が良くないです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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