今回は私が考える看護師になって
後悔してることについてお話します。
皆さんは看護師になって後悔してることはありますか?
私は些細なことから、大きなことはまで沢山あります(笑)
しいて言うなら、この5つが大きな後悔してることです。
1.人間関係の悪い職場が多い
2.心や身体の病気になる人が多い
3.閉鎖的環境で世間知らずになる
4.体力と精神力勝負
5.責任が重い
これらについて詳しくお話します。看護師を目指している方や今看護師の方、進路を迷っている方等の参考になれば幸いです。
5つの後悔していることについて
看護師を12年続けていて、沢山の職場や経験をしました。
その時々で感じた看護師になるべきじゃなかったなと思い、後悔したことを5つの項目からお伝えします。
人間関係の悪さ
どのような人が看護師に向いてるか、、、それは気の強い人です。もはやそれだけと言っても過言ではないです。
看護学生の時代から気の強い軍団の集まりでした。意見のぶつかり合いや酷い時には喧嘩等もありました。そして気弱な方は退学していきました。(優しい人や性格の良い人もたくさんいます。ただ皆自分をしっかり持っていると思います)
そして大きな病院で生き残れる人は気の強い軍団の中でも、更に上をいく気の強い人もしくは周りに鈍感で何も考えないことができる人です。出世していくには、周りを蹴落とす精神力が更に必要です。なので上司はスーパー気強い。
だってそんな気の強い人達を出し抜いていくんですから。とんでもない精神力ですし、お優しい方は主任になった途端、病まれて辞めていきます。
その中でも優しく、性格の良い人たちが集まった職場は人間関係が良いです。それでも、皆はっきり自分の意見を言うのでもめ事はあります。
そしてその人間関係の良き職場は皆辞めないので空きが滅多にないです。またそこに1人でも意地悪が入るとすぐに人間関係の良さが崩れて離職が進みます。
なので人間関係の良い職場は奇跡なんです。
仕事の忙しさやストレス等もあり、人を虐めたりする文化が根強くあります。率先して師長達が虐めてる病院もあります。師長達が自分の子どものような年齢の子に意地悪しているのを見ると、寒気しますし、同じ人間として恥ずかしいです。
医療機関は、一般企業と比べパワハラ等のコンプライアンスもとっても遅れています。
病院自体の古い風習や考え方もあるので、就職先がそのような職場だったらとっとと逃げましょう。
心や身体の病気になる
とにかく無理をしたり、自分の健康は顧みないことが多いです。患者には健康的な食事について話しますが、自分は3食カップ麺にお菓子等を食べています。
真面目で一生懸命に看護する看護師には、毎日多大な仕事量が来ます。時間に追われ看護に終わりはなく、無力感にも襲われます。
精一杯働いても終わらない、仕事以外の時間も仕事のことで頭がいっぱいになり残業も多いです。
仕事は忙しく、夜勤等で生活リズムも乱れるので不眠で薬を常用したり、頭痛や生理痛等に悩まされ病院に行く暇もない方も多いです。
私自身も頭痛や吐き気、生理痛等に悩まされ、ロキソニンと常にお友達でした。仕事中心でプライベートな時間は疲れ果て自宅で休み、食事や睡眠もちゃんと取れていなかったです。
病院に行く時間も取れず、突然倒れてしまったこともあります。
そして自己管理が全く出来ていない自分を更に嫌になり、落ち込む、、、、忙しい病棟で働いていた時はこの繰り返しでした。
気が付いた頃には大きく体調を崩したり、涙が我慢出来ず仕事にいけない等病気状態になっています。それで一時的に仕事を休んだり、もう看護師自体を辞めてしまったり、、、、、私の知り合いや同期にも沢山います。
自分の暮らしや幸せのために働いているのに、これじゃ何をしているのか分からないですよね。
閉鎖的で世間知らず
多くの看護師は高校卒業後、看護師を目指しそのための教育を受け看護師になります。
社会のルールやマナー等は身に着けず、忙しいので遊ぶこともあまりせず、バイト等もしたことがない人も多いです。
私も看護学生時代は忙しすぎて、短期のアルバイトしか出来なかったです。(家が貧乏だったのでバイトはしないとダメだった)
そして交流も看護師や医療関係の方のみになりがちです。
私は専門学校だったので、交流はほぼ医療関係の人だけでした。この時はアルバイトも病院でしていたので、医療者以外の知り合いは高校生までに知り合った人がほとんどです。
そのため看護師の常識は世間の非常識なんて言葉がある位です。(これは看護学生の頃から、学校の先生から言われてました。だから振る舞いや言動に気をつけろと)
看護師として病院で働けば働く程、専門性が増しとても閉鎖的な世界の中で生きることになります。
病院の制度は古く、企業では考えられないようなパワハラやセクハラ等も横行してます。(普通に盗難や無視等を含めたいじめや盗撮、身体を触られる等がまかり通っている病院があります)
学校で学ぶ理想の看護と、実際の現場のギャップも凄まじいです。ほとんど嘘やんと思うこともしばしば。もっと実践的な内容に変えていけば良いのに。
一般職の人からしたら、もう令和なのにいつの時代を生きてるんだよと思う人も多いでしょう。
体力と精神力勝負
学生時代も忙しく、指導者からの学生に対する虐め等もあり体力も精神力も必須です。
学生の頃は旅行に行ったり、アルバイトしたりしている大学生が超絶羨ましかったです。なんなら今でも時々まだ羨ましい感情が出てくる時があります。
指導者からの虐めなんて、驚きますよね。
でも看護師になったら、もっとやばい人間と出会う時もあるので、まあいい練習になるかと。
というかその学生を虐めるような指導者が、同僚を虐めてない訳がないです。そして学生の内は守られていますから、同僚にはもっとひどい虐めをしているはずです。
なので学生生活を続けられなければ、看護師を長く続けるのは個人的には難しいと思います。
精神的な病気になっては何をしてるのか分からないので、学生の内に無理だと感じたら逃げるのも全然ありです。若いですし他の道に進むには健康で早い内が最適です。
働き始めるともっと更に上の体力と精神力が必要です。身体と心の健康を自分で守っていくことが、看護師を長く続ける一番のコツです。
自分自身をコントロールし、時には逃げるようにしましょう。
責任が重い
個人的にはこれが一番のデメリットかなと思います。
これは看護師になってから日に日に大きく感じるようになりました。
人の命がかかっている。勤務時間中に何かが起これば全部自分の責任です。人を簡単に殺してしまうこともできる。
この全部自分の責任というのが辛い。患者が勝手に出て行っても、何もない廊下で勝手にこけても自分の責任ですから。
どんなに忙しくても絶対にしてはいけないことがあるし、それをした場合最悪のケースは警察に捕まります。
忙しくストレスフルな職場で、患者の安全を守るのが仕事です。理不尽なこともあるし、患者が勝手にしたことでも責任は看護師の自分。
看護師の保険がある位です。私もはいってます。
訴訟になった時の損害賠償等が怖いのと、どんなに気を付けていても人間なのでミスすることもあります。
私は今まで保険を使ったことはないですが、入ってない方は入った方が良いと思います。
この責任の重さに押しつぶされそうになる日もあります。でもこの仕事を選び働くからには、いつでもどこでもついてまわります。
まとめ
今回は看護師を目指してる方や看護師の仕事が知りたい方に向けて、私が考える看護師のデメリットを紹介しました。
1.人間関係の悪い職場が多い
2.心や身体の病気になる人が多い
3.閉鎖的環境で世間知らずになる
4.体力と精神力勝負
5.責任が重い
この5つはどんな働き方でも、看護師として勤務すれば感じることがあると思います。
ただ看護師には良いところもあります。まとめた記事はこちら
私自身はこの仕事が好きで、一生したいなと思ってます。
参考にしていただけたら嬉しいです。読んでくださりありがとうございました。
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