一生仕事に困らない職業、それが看護師
今回は何故私が看護師という職業を選んだのかについて、お話したいと思います。
実は看護師に憧れている等は全くなく、寧ろなりたくないなと思っていた職業でした。
そんな私がなぜ今看護師になっているのか、そしてもう12年も看護師を続けているのかお伝えします。
先に結論を話すと私が看護師になった理由は
1.一生自立して生活できる
2 .自分の子どもが将来を選択できる位稼げる
3.なるまでに時間とお金がかからない
4.いつでも求人がある
この4つです。
幼少期からの家庭環境が大きく関係するので、その辺りから書いていきます。
今現在看護師を目指している方や興味のある方、学生で将来の進路に迷っている方等の参考になれば、嬉しいです。またこの内容は看護師のメリットでもあるかと思います。
ご興味のある方はお読みください。詳しく見ていきましょう。
私の家庭環境
私の家庭環境詳しくお伝えします。もしこの環境が恵まれていたら、私は絶対に看護師にはなっていません。
小さな頃
両親と妹、父方の祖父母との2世帯田舎で暮らす一般的な家庭でした。家族も仲が良く、年に1回は旅行に行き、平日は習い事三昧と割と裕福な暮らしをしていたと今考えれば思います。
それが母の病気で一変しました。母が実家に帰るようになり、小学校の頃に亡くなりました。そこから私と妹の2人は祖母に育てられました。
シングルファザーになった父は、仕事以外はせず、家事や家庭訪問等も全て祖母が引き受けていました。全くもって子どもには興味なく、父に育ててもらった記憶がありません。
祖母の考え
祖母は「女の子は学歴なんて必要ない。手に職をつけなさい。」と言うのが口癖でした。小さな頃から高校までの学費しか出さないことを祖母に告げられていました。祖母とは生きている時代が違うのに全く理解してもらえませんでした。(でも高校まで学費は払ってもらったので有難いです)
その時の私は、勉強がしたかったし大学も行きたかった。自分のなりたい職業や将来を考え、自分で選べないのが悔しかったです。
自分が家庭を持った時は自分と同じ想いを子どもには絶対にさせたくないと思いました。
そして父も祖母もパチンコが大好きで、浪費家でした。一気に貧乏暮らしになりました。祖父が居たころは家計は傾いていませんでしたが、(祖父はパチンコも嫌いで、家計簿もしっかりつけるキッチリした人でした)中学の時に祖父が亡くなってからは大変でした。
祖母は祖父が居た時に我慢していたパチンコに明け暮れ、私にもお金を貸してとよく言ってました。家計は火の車でした。本当にお金がなく、高校生になったらすぐにバイトを始めました。そのお金を貯金し受験料や学費にあててました。
このように家庭環境は全く恵まれてはおらず、家から早く出たい、早く大人になりたいと毎日思っていました。
将来の進路について
私が思い描く将来
本当は大学に行って、OLになりたかった。なんとなく憧れていました。皆が送っている大学生活を送ってみたかったです。でも高校入学と同時に大学の学費が高く、到底アルバイトでは賄えないと知りました。受験料だけでも馬鹿にならない。高校在学中にアルバイトで稼ぎきるのは難しいと判断しました。
そして丁度就職氷河期と言われていた時代、、、国立大学を出ても希望する場所に就職できず、大学院に行く人も多くいました。それだったら、大学に行く意味がないと思いました。
一刻も早く実家を出て、自立したかった私。これはちゃんと1人で自立する方法を考えねばと思いました。そこから安定した仕事につける方法を探しはじめました。
入院した時の話
高校2年生の時、足を怪我し入院しました。2週間くらいだったと思います。
その時しんどい、やめたい、割に合わない、やってられない(今ならめっちゃわかるよ。共感しかないよ。)と看護師から毎日愚痴を聞いてました。
本当に毎日担当する看護師全員言ってました。なんならもっと酷い愚痴も毎日聞いてました。こんな溢れんばかりの愚痴が出るとは、なんて嫌な職業なんだろうと思いました。
そして毎日身近で見る看護師の仕事は本当に大変そうでした。力仕事が多く、点滴や注射も技術がいります。女性ばかりで人間関係も難しいのはひしひしと感じました。
退院後真っ先に、担任の先生に看護師にはなりたくないって言ったのを覚えてます。(入院したくないよりの何よりも、この感想を口にしてました)
正式な進路決定
私は進路指導の先生に
1.一生自立して生活できる
2 .自分の子どもが将来を選択できる位稼げる
3.なるまでに時間とお金がかからない
4.いつでも求人がある
この条件を上げました。高校3年生の私が生きてきた中で考え抜いた、将来の仕事を選ぶ基準でした。
ここからはひたすら職業について、探す探す探す、、、、そうこの条件全てに合う仕事は中々見つからない。だって物凄い無理難題です。わがまま言いたい放題だと思います。
そして進路指導の先生から私の希望を全て叶える職業は、看護師しかないと言われました。
一生自立して生活できる
看護師になると初任給から1人暮らしするには十分な給料がもらえます。また病院は福利厚生も整っているため、寮があったり手当がでます。(家賃手当や地域手当等)
初任給からですから、徐々に上がるため看護師をしている分には自立した生活ができます。
自分の子どもが将来を選択できる位稼げる
経験と技術を積んでいけば昇給します。また夜勤やオンコール等不規則な勤務をすればその分給料も高くなります。病院や施設によっても給料が全然違います。
扶養手当や院内保育など福利厚生も手厚く、ライフスタイルに合わせて仕事を続けていきやすいです。
ケアマネジャーや認定看護師などの資格を取りキャリアアップすれば、その分給料に反映されます。また訪問看護ステーション等を立ち上げ起業することもできます。
いろんな選択肢があり、子どもが将来を選択できるくらいの稼ぎを得ようと思えば得られます。
なるまでに時間とお金がかからない
専門学校を出ると最短で3年でなれます。大学だと4年です。私は県内が補助を出している専門学校に行ったので、学費が3年間で90万円程でした。(卒業後は県内で働くという制約がありました)
とても安かったので、高校のアルバイト代で賄えました。
県の助成制度や病院独自の奨学金制度(無利子で学費を貸してくれるし、新卒で3~5年勤めれば返済義務なし等)もあり、看護師になるまでにあまりお金がかかりません。
看護師不足により、ほかにもいろんな制度があるので調べてみて下さい。
いつでも求人がある
今は少子高齢化が進み、医学の発展に伴って平均寿命もどんどん延びています。介護や医療を必要とする人が益々増えていきます。人間が生きている限りこの仕事はなくならないです。
また離職率も高く常に求人は120%位あり、いつも足りていない状況です。全国いつでもどこでも求人があります。
そうこの看護師の仕事は私の理想そのものです。
でもなりたくなかった。だって、全然楽しそうじゃなかった。寧ろ入院してた時に会った看護師は、苦痛しか言ってなかった。そして辛そうで、辞めたがってました。そんな職業嫌だし、なれるのかと不安になりました。だって毎日楽しく幸せに過ごしたいもん。
背中を押す言葉
相談する人がいなかった私は、担任の先生に相談しました。先生に入院中の看護師のことや不安な気持ちを言い、なれると思うか聞きました。
「絶対なれる。嫌やったら医者と結婚して辞めなさい。私の友達にも何人もそういう子がいる。やってみたらむいてるかもしれへんし。」って言われました(笑)
なんか真面目に相談してたのに、軽い返事に笑えてきて、そっかー、そうしよって思って進路決めました(笑)
皆出来てるなら私にもできるかーって思ってしまいました。嫌やったらやーめよっと。
今思えば、なんと浅はかで単純な、、、そしてどうせなら一番県内で学費が激安の看護専門学校へと受験し、入学するのでした。
まとめ
私が看護師になった理由は
1.一生自立して生活できる
2 .自分の子どもが将来を選択できる位稼げる
3.なるまでに時間とお金がかからない
4.いつでも求人がある
この条件は看護師になった今も変わらないなぁと思ってます。だからきっと高校生だった私の選択は間違ってなかったと思います。
一生仕事には困らない最強の資格(仕事を選ばなければ)、それが看護師です。
これだけ見るととっても魅力的で素敵な職業だと思います。
でも年間5万人くらい看護師なるのに常に求人がある。そう、とっても高い離職率。
そしてスーパー体力勝負。続けていくのは至難の業ですよね。同期ももう過半数は辞めました。
だから自分に合った素敵な職場を見つけることが大事です。その話についてはまた今度。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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